
知らぬ間のリスク
まずは一般的な車検屋さんのthreadsへの投稿をごらんください
投稿者名等は伏せさせて頂きます。
要点は
暗「暗いヘッドライトでは車検に通りにくい」
我「レンズ表面が曇っていると判断した車については相談や了解を得ずに許可なく勝手に磨きますがタダだから安心しなさい」
契「それでも通らなければ最悪ヘッドライト交換になるからお客様にお金の話を相談して了解させ許可を得た契約を交わしてからの作業になります」
暗 お客様みなさんが御存知かどうかわかりませんが確かにその通り共感します。
我 タダだから責任は負わない、持ち主と相談して許可(契約)を得る必要はない。そうでしょうか?私は他人の持ち物や権利に対してに何かをする時、特に商売として行う時は例えタダでサービスしても責任があると思います。
契 車検を通すために部品交換するしかない状態まで作業が進んでから『相談して了解をしてもらい契約を交わす』勝手にタダで磨いてから契約を交わす車検屋さんの常識は、契約してから分解する社会常識と順番が逆です。
タダだから言わなくて良いと『よかれと思って無断で」今車検を通すためだけに相談や契約をせずに「勝手に磨く」車検屋さんは、残念ながらたくさにます。
「磨く」については、車検屋さんが各自独自の裏技で勝手に「磨き」と定義しているだけで、パーツクリーナーやピカールで拭くだけでも「磨く」と定義している車検屋さんもいます。
有機物で磨くと、当たり前ですが有機物が酸化して時間差で黄ばみます。
車検場でのこういった裏技は、陸運支局よりすでに禁止されています。現在は陸運支局に行く前の裏技が行われているものと推測されます。
これはユーザー車検屋さん、ディーラー、車検ビジネス、中古車屋さん、業態で異なるものではなく、やる人は悪意なくやります。
黄ばみとクラック
10年くらい経過したクルマでもほとんど黄ばみがない車も実際にあります。
黄ばみには『汚れ』と『染まり』があります。
黄ばむという事は、ほとんどがもともとは有機物と考えて間違いない思います。
有機物はポリカを保護するために表面にあるペラペラウレタン膜に付着しています。
有機物は酸化すれば黄ばみですが、酸化していなくてもいずれ酸化し黄ばみます。
ウレタン膜の素材は、硬度などは違うと感じますが、他の塗膜やボンネットと違いません。
ジクロロメタン、溶剤、ケミカル、つまり有機物で溶かし、溶けた膜に有機物を染みこませたまま再硬化させれば有機物がいずれウレタンごと黄ばみ『クレンジングで落とせない染まり』になります。
更に再硬した化劣化ウレタン膜は時間差でペラペラ剥がれます。
ポリカを保護する膜を削れば、当たり前の話ですがポリカが保護されなくなります。保護されなくなればクラックが入りますから耐久性限界があるコート剤などで仮保護すれば再発ビジネス化します。
いずれにしても、樹脂特性や本当の塗装知識のない人間による裏技や仮処置作業で『今見た目キレイ』にしても、ペラペラウレタン膜はほぼ傷みます。
食品ラップについた傷を治せる人はいません。同じように傷んだウレタン膜だけをカンタンに修理する事はできません。
傷んだウレタン膜は、新たな膜を形成する再生塗装しか修理方法はありません。
ポリカはアルカリや油脂類や溶剤や洗剤やケミカルで簡単にクラックが入る弱さがあり、130℃の摩擦熱でクラックが入る弱さがあります。
ポリッシャーやペーパー研磨は、水研ぎであっても130℃超えはカンタンにしますので裏付けがない技術であればリスクはあります。
ヘッドライト車検前保護コートを推奨する理由
黄ばんでいても黄ばんでいなくても、有機物を除去して不活性化してから保護コートをする作業は違いませんのでクレンジングコートは黄ばんでいても黄ばんでいなくても技術料は変わりません。
『黄ばみ汚れ』は目に見えますから、早く安く品質よく有機物黄ばみ汚れを落とす技術で、お客様の目の前で「もう落ちませんね」と共感するまでクレンジングして、耐酸化保護コートをします。
『染まり』は、黄ばみからウレタン膜に色移りした状態なのでクレンジングでは落とせません。
『染まり』が気になる時は、ご相談の上『クレンジング再生塗装保護コート』をおススメしまINT!
POINT!黄ばんでからクレンジング保護コートをする場合、有機物(黄ばみ)をクレンジングしても、多少なりとも黄ばみからペラペラウレタン膜に色移りして『染まり』になってしまっている場合がほとんどです。
『染まる前の』有機物をクレンジングして保護コートしておけば、数年後黄ばみ染まりがずいぶんと解消されますから、黄ばみを落とすのも有機物を落とすのも作業も料金も変わりませんので「染まる前の予防」をおススメしています。
POINT!溶剤やケミカルで磨かれてしまうと、ほとんどは有機物ですから時間差で黄ばむリスクがありますが、勝手にタダで知らぬ間にやられてしまえば、知らぬ間に黄ばみ再発するヘッドライトにされてしまう場合もあります。
クレンジング保護コートは、そういったリスクからウレタン膜を保護します。
詳しくは
POINT! 『ヘッドライトが黄ばんでチリチリになった理由』
POINT! 『ヘッドライトが今キレイになるやり方の耐久性』
<クレンジングコート><クレンジング再生塗装コート>実例
POINT!クレンジング保護コート事例
POINT!ヘッドライトマジック10年目のクレンジング再生塗装保護コート事例