『愛車をローコストで楽々キレイに長く大切にしたい』を実現するために努力された技術
POINT! 『ヘッドライトが今キレイになるやり方の耐久性』
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紫外線で変色する事は少ない(経験上、実際変色はない)
ヘッドライトレンズは確かにポリカですが、耐久性をあげるためウレタンクリア(開発現場ではコーティングと呼ぶが一般的なコーティング剤という意味ではない)が表面を保護しているので、洗ったり、パーツクリーナーで拭いちゃったり、オイル類で溶かしちゃったり、ポリッシングしたり、削ったり、貼ったり、鎌足。アプローチしている相手はポリカではなくペラペラウレタンです。
現在のヘッドライトサービスのほとんどは、そもそも私共がやっているような、耐久性、機能性、性能などを基に戻そうとする「修理性質」が高いサービスを知った自動車関係者が、『ヘッドライトの見た目をキレイにすれば売れる」と考えて、技術はともかくDIY程度でカンタンにキレイにできる材料で安く販売力で売る事を行ってきたので、本来の方を駆逐してしまった状態の市場になっています。
昨今の自動車業界の問題噴出からご想像して頂けると思いますが、いくら信用している車屋さんでも、その車屋さんがこういう技術を知っているとは限らないし、むしろ知らずに『良かれと思って』再発するサービスを『みんなそうだから』とおススメする事の方が多いと思います。こういう時は大変ではありますがお客様が自ら、昔ながらの考えで技術に基づき『特に耐久性』を考えて行っている専門を探して相談する事が必要です。
チリチリのクラックは、基本的にウレタン保護膜には出ずに、ポリカに出る症状です。
ポリカは形状変化によりチリチリのクラックが発生します。
通常は、主に温度変化などによりカタチが変化する過程で、限界を超えたり押さえつけられたりするとストレスクラックが発生するというメカニズムです。
ポリカは応力がかかるとクラックが生じやすくマスキングテープを全面に貼っておくとポリカ設計上のカタチの変化がにストレスがかかりマイクロクラックが出る事もありますし、130℃以上の熱がかかると応力がかかりマイクロクラックが出る事もありますし、溶剤や界面活性剤や有機物やケミカル的なものを使うとお応力がかかりマイクロクラックが生じる事もあります。
ブリーフよりトランクス、洗剤より手洗い、摩擦熱他熱を与えないという感覚です。
フィルム保護などは通常の法則ではストレスクラックが入りやすいので剥がした瞬間から視覚化される場合があり、責任をもってフィルム保護をする技術が必要と思われます。
ケミカルクラックと、高温クラックは、自然要因ではなくほとんどが人為的要因ですから、それは別に説明します。
他の裏付、詳しくはplabase様(ストレスクラック)をご覧ください
アクリルデポ様より抜粋
ポリカーボネートが割れてしまう原因のひとつとして「ケミカルクラック」が挙げられます。
「ケミカルクラック」とは、薬品によりポリカが割れてしまうことです。
身近な例だと、洗剤やアルコールなどの溶剤に弱いため、それらがポリカーボネートに付着してしまうとケミカルクラックを起こしてしまいます。
そのためポリカーボネートを洗う場合は、洗剤やアルコールを使用せずに、柔らかい布で水拭きをするのが適しています。
ピースインパズルより
市販のヘッドライトをキレイにするビジネスのモノについては、各商品の責任において説明を受けて頂きたいと思います。
一般的には、オレンジオイル系のものやピカールやパーツクリーナーやジクロロメタン系スチームやアセトン系スチームや歯磨き粉の界面活性剤や、それらを応用したヘッドライト用DIY製品が、小規模民間有名企業から数多く売られていて、すごく黄色くなったライトをキレイにして見せていますが、それは自分の作業で使った材料が酸化して黄色くなっているんだと私は思っています。
表面がウレタンであるというお話をしたので、ポリカとは直接関係ないように思うかもしれませんが、これらはウレタンに浸透してポリカに到達しますのでウレタン保護膜に対しても、プロなら責任ある技術で使用する必要があります。
他の裏付、詳しくはplabase様(ケミカルクラック)をご覧ください
ポリカは、最低使用温度 -40℃から最高使用温度 130℃までと使用温度が広く、寒い冬や暑い夏でも屋外での使用が可能です。 また、紫外線や雨風でも変色することが少なく長く綺麗な状態で使用いただけます。
つまり130℃以上の熱を与えた状態、工業用ドライヤーでの熱の直あて、サンドペーパーでの空研ぎ水研ぎ、ポリッシャーでの研磨、紫外線硬化促進剤の硬化熱など、瞬間的に130℃以上の熱を生じる作業をする場合は、130℃以上になっていないという技術的な裏付けが必要になると思います。厄介なのはポリカは熱を与えてから時間差でマイクロクラックがどんどん可視化されていきますので作業直後は見た目だけはキレイな事です。
ポリカはくう接触でも応力亀裂を生じさせますが、亀裂パターンは高温クラックと同じパターンのチリチリクラックが生じます。
OKWEB「ポリカーボネート製の追加工で加工数日後にヒビが入る問題について」
黄変については表面に生じますのでポリカに関係はなく、表面保護のウレタンの更に表面に発生しています。
黄変するという事は有機物であるという事であり、つまり汚れです。
洗車機に入る頻度が多かったり、こすり洗いをしたりするクルマは、ウレタン表面にヘアスクラッチが入りますので表面積が数倍に増えていますが、スクラッチに自然界のバクテリア類や洗剤コンパウンドやコーティング剤などの有機物ケミカル類が付着すると、通常は残留物が自然に黄変していきます。
ケミカルクラック、高温クラック、応力クラックが発生しないようにクレンジング材料を厳選し、クレンジングすればいいだけですので、そもそも削る必要はありません。
単なる黄変のために表面保護をしているウレタンを削れば、保護されているポリカが露出するリスクがあります。
保護膜を削ったら保護しない訳ですから、保護するように保護膜を再塗装するのが修理です。
保護膜をい傷めたままに裏技で表面処理すれば、黄ばみが再発し、クラックが発生するのは、何かしら裏付けがある裏技出ない限り当たり前の事です。